◆Q & A 「猫のワクチン接種について」

今回は、猫のワクチン接種のご質問がきましたので、
それについてお答えしたいと思います。
Q:ご質問

 こんにちはフェアリーナさん。いつもブログを拝見しております。
今日は我が家の猫のワクチン接種について質問があります。
最近1歳になるオスの外猫を保護しました。
猫ちゃんはちょっと風邪気味で鼻水とくしゃみが出ていました。
質問 去勢もしていなかったので、風邪の治療も兼ねて
ワクチンと去勢を同時にしてもらいました。
先生には、ワクチンは5種混合をすすめられたので
おまかせしたところ、猫ちゃんはその日のうちに
40度の高熱が出てぐったりとしてしまいました。見ていても本当に苦しそうです。
 先生に聞いても何も説明してもらえないですし、
質問をするといやな顔をされてしまいます。
幸い点滴と注射で回復しましたが、
その間入院していたため  かなりのお金がかかりました。
去勢と同時にワクチンをしたのがいけなかったのでしょうか?
それとも5種混合がいけなかったのでしょうか?
今後の参考にしたいと思いますのでアドバイスをお願いします。

A:フェアリーナからのお答え

フェアリーナ40度の高熱が出たということですが、それは大変でしたね。
急な高熱の場合は、アイスマットなどで身体全体を冷やしてあげることを
おススメします。アイスマットが無い場合は、保冷剤やアイスノンを
タオルなどにくるんだものでも代用できます。
さて、ご質問のワクチン接種の件ですが、
まず、家の外にでることがなく、外の猫たちとの接触がなければ、

3種混合ワクチンをおすすめいたします。

(なお、この後ワクチンについて詳しいご説明いたしますが、
これは、私や知人の猫たちの症状を動物病院の先生に聞くなどして
これまで私自身が体験してきて得られた情報です)


●3種混合ワクチンについて
3種混合ワクチンは、
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症(通称“猫風邪”)
・猫伝染性腸炎(猫汎白血球減少症)
という3つの病気を予防します。
4種混合は上記に加えて「猫白血病ウイルス感染症」
5種混合はさらに「猫クラミジア感染症」を予防します。

ただし、ワクチンの種類の増加は予防できる病気が増える分、猫ちゃんの体にかかる負担も大きくなります。
ですので、その時に状況にもよりますが、
私の場合は、ワクチン接種と去勢手術のタイミングを
多少ずらしておこなうことにしています。

避妊・去勢手術も、ワクチン接種も、家猫と外猫に関わらず、
猫ちゃんたちを守るためにとても重要なものですが、
手術とワクチン接種を同時にしないのは、3種混合ワクチンでも40度ちかい高熱がでるケースがあるのです。
ごはんも食べられずぐったりしてしまう子もいます。

●ワクチンを打つタイミング
さらに、外の猫ちゃんたちは、保護した際は風邪をひいていることが多いです。
負担をかけないようにするには、まず、カゼの治療をしてから
ワクチン接種、去勢(または避妊)手術と、順番にしていくのが望ましいです。

ワクチン
なお事情によって、リリースしなければならない猫ちゃんの場合は、
避妊・去勢手術をし、ワクチンを接種させたら、
リリースする前に体調を崩すことがあるため、しばらく様子を見ましょう。

今回のケースでは、風邪をひいていたこと、ワクチン接種、去勢手術と
すべてが重なったために、猫ちゃんにとって負担が大きかったのだと思います。
猫ちゃんのためとはいえ、ワクチン接種も手術も、
猫ちゃんたちにとって、人が思う以上に負担があることを
忘れないようにしたいものですね。


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●4種混合や5種混合ワクチンについて
ワクチンについてさらに詳しく書きますが、
病院によっては、上記のような猫ちゃんの負担に関する説明もなく
4種混合や5種混合をすすめられるところもあります。
今回の先生は、外猫だったということで5種混合をすすめたのでしょう。

ただ、過去のケースとして、
4種混合は、3種にくらべ、高熱をだしたり体調が悪くなることが多く、
5種混合は、脳障害や後遺症が残ったり、まれに亡くなってしまうこともあります。

ですので、普通は3種混合ワクチンの接種をおすすめいたします。
もし、ワクチン接種の後、高熱がつづくようでしたら、
すぐに病院に相談し対処してもらってください。
高熱が続いてしまうと、命に関わる可能性もありますので。

もし、猫白血病予防として4種混合ワクチンをお考えであれば、
3種混合と白血病予防の単独ワクチンを接種することをおすすめします。
この方法だと、4種混合を接種する場合にくらべて
高熱を発したりや体調が悪くなることがありません。

ご参考までに、致死性の高い伝染病に関するワクチンについて書きます。
それは以下の2つの病気に関するものです。

・FIV(猫エイズ:猫後天性免疫不全症候群)
・FIP(猫コロナ:猫伝染性腹膜炎)

これらは、これまでのところワクチンでは予防できないとされている病気です。
ですが、FIVについては、日本でも昨年(2008年)頃からワクチンが出始めたようです。
まだ新しいワクチンで、実際に使用した結果や、
臨床情報などもあまり知らされていません。
FIVという病気は感染猫との接触がない限り、感染の可能性は低いので
家猫でも外にでないのであれば、新ワクチンの接種はおすすめしません。
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猫ちゃんの体調が悪くなると、病院の治療で苦労も多いと思います。
何よりも 大切な猫たちが辛い思いをすることのないよう、
私たちが十分に気をつけ、守ってあげましょうね。

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テーマ : 猫と暮らす - ジャンル : ペット

コメント

Re: 動物病院の見分け方

あおい様いつもブログを見ていただきありがとうございます。

ご質問の「動物病院の選びかた」ですが、
実は他にも、多くの方からメールで質問がきております。
近日中にQ & Aでお答えする予定でおります。
申し訳ありませんが、もうちょっと待っていただけますか。

それではこれからも“フェアリーナと猫たちの「ニャゴにゃ語TIME」”を
よろしくお願いいたします。

動物病院の見分け方

 こんにちは。いつも楽しく拝見させてもらっています。
 
 ところで、フェアリーナさんに質問なんですが、引っ越しをして新しく
動物病院を探さなければならないとき、また、一度病院に連れて行って
きちんとした病院かどうか見極めたいとき、どのようなところをポイントに
すればいいか、なにかいいアドバイスはありますか?

 大切な猫の命がかかっているかと思うと、とても心配になります。
お手数をおかけ致しますが、お時間があるとき答えをお願いします。

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